シンガーソングライター　植松淳平

昨日に、引き続き、大工のＮさんの話の続き。

古民家を解体する時、大手建築会社は日数を短くするため全部壊してしまうそうです。

Ｎさんは、日数がかかっても、柱、梁などをひとつひとつ解体して、次に使うために

大事に保管しているとのこと。

昔の日本家屋は、全部再利用できます。究極のエコです。

柱・針以外の土壁なども、田んぼにもどせば米ができます。

ほんまに日本家屋ってすごいですね。

Ｎさんは、日数がかかっても、金にならなくても、そういった再利用・再生をしています。

しかし、人件費が払えないので、今は夫婦ふたりで、そういった大工仕事を請け負っているとのこと。

弟子をとらないのは、今の若い人はお金にならないことや辛抱することは、無理だからと話してくれました。

忘れていた何かを、思い出せてくれるお話でした。

（写真は中辺路町福定の大イチョウの下、去年の写真です。）